第11回 廃都ロウラン②

前回から一ヶ月あいてしまいましたが、ただ不精なだけであって、
ロウランが怖すぎたからとかではない。
四月も終わりなのにまだまだ寒いし、東京では雪が降るし、野菜は高騰するし、
この世界どうなっちゃうんでしょうね!っていうわけでプレイ日記いきます!

とりあえず記録しに戻ってきたラサの村。このブッディズムなBGMがなごむわー。
ルキにロウランの町を探しに行くのだというと、やめた方がいいと切り捨てられました。
あそこに行って帰ってこない人がたくさんいるんだとか…。
ルキ「クマリ様やメイホウ様のたのみごとだって言うけど・・心配だよ。行かないでよ。」
なんだか親身に心配してくれるルキちゃん。
どうも主人公が好きなようです。不必要にもてる主人公。RPGの王道ですよね。RPGに限らんけど。
でもアークにはエルたんがいるんだから駄目だ(何が)。
それにしてもクマリやメイホウめ・・・ロウランから帰ってこない人がいるとか
そんなことひとっことも聞いてないんだけど・・・。
「うんまあ駄目かも知れないけどとりあえずやってみて」的なノリなんでしょうかしばくぞ。

一眠りして回復アイテムを買い込んで、再度ロウランに向かいます。
憂鬱この上ない音楽に、砂嵐で黄色くにごった画面にうようようごめくゾンビ。うん、いつもどおりのロウランですね。
今回思ったこと:女の子ゾンビは攻撃くらうと泣くのがかわいい。
さて、とりあえずメイリンはどうなったんだろう、ということでメイリンの家に行ってみます。
やさしいご両親の姿はなくて、ここもゾンビの巣になっていましたうわあー。
メイリンの部屋にも彼女の姿はなくて、赤いスカーフだけが落ちている…、
ヨミ「犬でもいればなあ。スカーフのにおいを覚えさせれば
   そうさくも楽だろうに。」
お前犬は全部警察犬並みにかしこいと思ってないか。
メイリンの飼ってたターボとかいう犬を探せということですね。
しかしロウランの町は圧倒的に広い。RPG史上珍しいくらい広い。そしてどこも似たような地形なので迷う。
おかげで三回目のプレイなのにどっかでつまづく学習能力のない私。
ゾンビの頭が爆発するし、ひたすら道に迷うし、トラウマは増大するばかりです。
西地区の隠し通路(ゴーストタウンになる前に、町人が「ここに通路を作ろうと思ってるんだが・・・」とヒントをくれる)の場所は、初プレイで多くの人がつまづくポイントですが、
今回はまよけのフダの場所をどうしても思い出せなくて詰まった。
このフダがないと、ゴーストという敵に遭遇したときに
強制的に中央広場まで連れ戻されてしまうのだ・・・。(ゴーストは無敵な上、こいつをなんとかしないと先に進めない場所有り)
それでもなんとか、東地区でまよけの札を発見。あーよかったよかった、これで
先に進めるやーと隣の部屋に入ったとたんヘディンくん発見。あんたまだ生きてたのか(ひどい)。
なんだか本棚だらけで図書館みたいな部屋です。
ヘディン「あなたは前に宿屋で・・・」
反応が前と一緒である。冷静すぎてすがすがしいわ。
彼はどうもこの図書館で、ロウランの歴史を調べていたらしい(余裕ありすぎる・・・)。
アークにロウランが滅亡したときの記録を見せてくれます。
「ロウランはさばくにかこまれ 作物にこそめぐまれないが
地下にねむる宝玉が ロウランにめぐみをもたらした。
ロウランはその力をひろげ この地方では類を見ない
すばらしい都市となった。」

なるほど、だからこんな無意味にダンジョンがひろいんですね!(そっちかい)
「しかし近年ロウランには さいなんがふりかかりつつある。
周辺の川がとつじょかれはて さらにはモンスターが
町をおそいはじめたのだ。・・・」

メイホウは戦争って言ったけど、魔物との戦いで滅びちゃったんですねー・・・。
まよけの札のことについても書いてあります。たびのそうりょがモンスターが増えて困っている
ロウランの町のために、おいていったものだそうです。ありがとう知らんそうりょ。
さてさてこのまよけの札を手に入れたことで、新しいマップ[北側居住区]に進めるようになります。
それにしても北区、チョンチョン多すぎ。
ここでチョンチョンについて説明しておくと、人の頭みたいなのに直接羽がはえたみたいなモンスターで、
りんぷんを飛ばすという範囲攻撃をしてきて、なかなかやっかいなのです。
というかりんぷん飛ばされると画面の処理速度がおっつかなくてカックカクになるんだよ!これが一番やっかいなんだよ!
そのチョンチョンがいっぱいいて、もうりんぷん祭りみたいになってる北区。あーなにこのコマ送りゲーム。
そんなこんなをくぐりぬけてさまよっているうちに、ある建物の地下室で明らかにあやしい鎧(浮いてる)を発見。
絶対これ中の人いるだろー。はい攻撃攻撃!とAボタンを連打しても攻撃できないし、押してもひいてもビクともしない、なんだこれ?(←くどいようだがプレイするの三回目です)
ひょっとしてなんの理屈もないけど、ここでメイリンのスカーフを使うのか!と思ったけどはずれ。
またしてもここで詰まる。まだ行き忘れているところがあるのかと、いったん外に出てみます。
と、北区の東に出たところに、大きな墓地を発見しました。その片隅に、メイリンの犬ターボの姿が!
ここにいたのかわんこ!
ターボ「くうんくうん」
かわいいな。
アーク「やっとみつけたぞ。
こいつがメイリンのかい犬か!
さあご主人様のところへ
おれを連れていくんだ。」
主人公ながら、時々この態度のでかさにいらっとさせられますね。
ターボ「くうんくうん」
アーク「・・・・・・・・・・・・・
   ダメだ・・・
   言うことを聞かない・・・」
思わず笑ってしまいました。あきらめるなよ!
多分ここでヨミ発案の「犬ににおいをかがせる」フラグなんだろうな、ということで
メイリンのスカーフを装備してみます。
アーク「こらっ! ご主人様をほったらかしにして
こんなところで何をやってるんだ!」
おお、せりふが変わった。でもやっぱり態度がでかいアーク。
「いいか?ターボ。メイリンのにおいを感じたらすぐ知らせるんだぞ。」
ターボはスカーフのにおいを追ってくれるようです。
墓地を出ると、犬が先導してくれるようになるので、ついていきます。
ターボはある建物の前で立ち止まって「わんわんっ」と吠えて、建物に入っていきます。
ここは・・・さっきの反応のないヨロイのいたところ・・・!?うんまあ大体展開わかってるんだけどね。
犬がヨロイに近づいたとたん、
メイリン「ターボっ!!」
というわけでヨロイからメイリン出現。
メイリン「ターボ。さみしかったよお。
パパもママもいなくなっちゃって ひとりぼっちで・・・」
と涙ちょちょぎれるメイリン
メイリン「あっ!あんたはっ!?」
割と目の前にいたわりに気づかれないアークの存在感。
うわー、またここでヒステリー起こすのかなと思って見てると、
ここでまさかの大号泣しはじめました。おいおい。
メイリン「バカ!バカ!バカ!
あんたなんか大キライ!!
あんたがこの町に来たから
こんなことになっちゃったのよっ!
あのままならパパやママと
ずうっといっしょにいられたのにぃ・・・。」
というわけで、メイリンはこの町で、虚像のパパやママと一緒の
幸せな生活にひたっていたようです。
アークがきたことがなんらかの原因になって、幻が解けてしまったんでしょうか。
と、ここで不思議な声が・・・

メイリン
あんまり人を困らせるものじゃありませんよ。

メイリン「ママ?ママなの?」

いつかあなたにこんな話をしたことがあったわね。
人は死ぬと新しい体に生まれかわるって。
私たちは今そのとちゅうなの。
ただ 次にどんな姿になるかは
だれにもわからないわ。
人かもしれないし 高原にさく美しい花かもしれないし
野山をかける動物かもしれない。
でもメイリンとは いつかどこかできっと出会うって
ママは信じてる。
だから笑顔にもどって。
そして他人をきずつけちゃダメよ。

やさしい人柄がしのばれるせりふだなあ。こんなお母さんをなくすとはメイリンもそりゃさびしかったんだろうね・・・としんみり。メイリンもお母さんの言葉に聞き入っています。
そして、おもむろにアークに近づくメイリン
メイリン「いーーーーーーーっだ。」
エエー。言うだけ言って部屋を後にするメイリン。ちょっとしんみりしたあとにこれだよ。このツンデレめ!

建物の外に出ると、メイホウじいさんがいました。
メイホウ「・・・すまなかったな。君にもつらい思いをさせてしまった・・・。」
うん、ほんと辛かった!なにしにきた今頃!
メイホウ「メイリンをゆるしてやってくれ。きっとあの娘にもわかる時がくるだろう。」
   せめて君に何かできることはないかと思ってな。
   なんでも君は世界を旅しているそうじゃないか。
   西の大陸にわたるには まよいのさばく とよばれる
   流砂の砂漠を こえねばならぬ。
   正しい方法でわたらねば 元の場所にもどされてしまう。
   さばくの入り口に居をかまえる 遊牧民たちをたずねるがいい。
   彼らは正しい道を知っておる。」
見返りにこの先の行き方を教えてもらいました。ちっしけてやがる。うそうそ。
砂漠を越えなければヨーロッパにもいけないし、ということは産業革命も大航海も縁がないゲームになってしまう。
それにしてもあれだけいたゾンビの姿がきれいさっぱり消えてしまいました。どこいったん?
メイリンのお母さんパワーで、ゾンビが一掃されたんでしょうか?
それともあのゾンビどもも、メイリンの仕業だったってこと・・・?だとしたら激悪だぜあの娘!!
何はともあれ、やっとロウランからおさらばできるよわーいと出て行こうとすると、
町の出口にさりげなく突っ立っているヘディンくんを発見。そういや忘れてたこの人のこと。
ヘディン「やあどうも。おたがい無事でしたね。」
だからなんで?なんでこんなに落ち着いているの??
ヘディン「私はこれからヨーロッパの国へもどって見聞録を書くつもりです。
   この町へくるとちゅう タクラマカンさばくの近くで
   遊牧民の世話になったのですが、
   彼らを見ていて これだ!って思いました。
   人間ひとつのところにとどまってちゃいけませんよ。
   もっともっと国と国の交流を深めて ともに成長していくべきです。
   私の旅がヨーロッパの発見に少しでもこうけんすればと考えているんですけどね。」

おーいこの間まで記憶を失うくらいロウランに入り浸ってた人が何か言ってるよぉー!
さて今日はここまで。うーん今回はちょっと毒舌口調になってしまいましたなあ、一応女なんだから反省反省。
というわけで、次回はいよいよ砂漠をこえてヨーロッパに向かいますよ!こうご期待☆★☆