第9回 ラサの村

のろのろ進む天地創造プレイ日記もいよいよ第三章。
人間が復活して、町を発展させるのに意外とはまっちゃったりしてしまうそんなストーリー中盤。
あと関係ないけどアクセス解析入れてみました。あたしアクセス解析なんて…初めて…!意外と私以外にも見てくれてる方がいるんですね、うれしい。まあ大半グーグルボットだったりするんですが。

さてさてゲーム本編。



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第三章   天才の復活


というわけで、前回その生死をあやぶまれたアークですが、
そんな彼が突然知らない部屋で目覚めるところから始まる第三章。まだ、生きてる。
そばに付き添っていたらしい女性に、ちょっと失礼なくらいびっくりされます。
クマリさまに知らせてくる!といって部屋を出て行く彼女。
おお、人間復活してるじゃん。というかクマリ様ってだれ。そしてここはどこ。
部屋を出ていろいろ歩き回ってみます。他の部屋にもいろんな人がいて、
ああ、なんだかクリスタルホルム以来、初めて町らしい町を見たなあと感慨深い思いです。
みんなの話によると、アークはエクルマータで赤ん坊みたいに体を丸めて眠っているのを発見されて、
そこから3年間は眠っていたらしい。
知らない人が3年ぶりに突如起きだしてきたら、そりゃびっくりだよね。驚かせてごめんねさっきの人。


外に出てみると、なんだかここの家は妙な形。
岩壁に穴を掘って、そこを住処にしている感じ。

雪だるまかわいい。


村の名前はラサ。
この村の人たちは輪廻転生を信じていて、ここでは死んだ人は、死体を鳥に食べさせるやり方でほうむられます。早い話がハゲタカのえさになる。
「ざんこく?とんでもない!
人間だって 動物の肉を食べるし
植物は 生物の死体を栄養にする。
生命はすべて 輪となってまわっている。
ムダなものなどひとつもないのさ。」

このゲームで初めて鳥葬って知りましたが、まじめな話、素敵な葬り方だと思います。でも実際見たらグロ映像だよね。
村人たちの話によると、この村には、何代も生まれ変わって生き続けるクマリという生き神がいて、
村人たちは彼を信奉して暮らしているとのこと。
「信じるものがあるということは いかなる困難にも負けず 生きていけるということです。」
というセリフに、作り手の哲学を感じる。宗教ってほんと、そういう力があると思う。
クマリは岩壁に掘られた住居の最奥で、数人のお坊さんに守られています。
お坊さんたちが言うには、
「クマリ様はこうおっしゃっていました。
あなたはどこにも属さない。
だからこそ重要な方なのだと。」

なにやら多大な期待をかけられているようです。
属すも属さないも、これまで付き合う相手が野に咲く花とかだったもんで…。
クマリ「ここは安全だから、具合がよくなるまでゆっくりするといい。
   君もそのうち しなければいけないことが見つかるはずだから。
   君はもう植物や動物とは 話せなくなってしまったけど これからは ひとりじゃないよ。」

危険がせまったときは、これを使え、と言って「骨のメダル」をもらいます。
これはHPを回復してくれるメダル。


そう、人間復活を機に、アークは動物や植物と話せなくなってしまうんです…。
なんでそうなるのか理屈がわかりませんが、これは真剣にさびしい。
魔女の宅急便の猫がしゃべらなくなった時の次くらいにさびしい。
クマリと話している最中に、メイホウという老人の来訪が告げられます。
クマリ「うん知っている。ここに来るように言ってくれ。」
知ってたんかい。さすが生き神だけあって何もかもお見通しなクマリ。
メイホウは先代クマリのもとで修行を積んだ人だという。
今は方々の土地をまわって旅していて、この村に帰ってくるのも久々のこと。
今回は、孫娘のことでクマリに相談事があるらしい。
生き神様とはいえ、外見は少年にすぎないクマリに
「ラサ一番の知恵者のお前も かわいい孫にはかたなしだね。」とか、言われてるよおじいちゃん。
その孫娘はメイリンというらしいんですが、ラサの北東のロウランという街で暮らしていたところ、
戦争で街が滅ぼされ、そのときに両親も死んでしまったという。
(アークが寝てる間にすごい勢いで文明が発展してるみたいですが、多分寝てたの三年どころの話じゃないよねこれ)
その後メイホウにひきとられたものの、両親が恋しくて、町の廃墟に出かけては遊びにふけっているらしい。
なかなかかわいそうな境遇じゃないか…。
メイホウ「まぼろしの町で遊ぶことなど、決してあの子のためになることとは 思えませぬ。
    それどころか あの子の力がわざわいを呼ぶことになるやもしれませぬ。」

あの子の力?力ってどんな力?とポカーンと聞いてると、クマリに助けてやってくれと水を向けられるアーク。えー。
メイホウも自力である程度がんばってはみたらしいんですが、ロウランの町に行こうとした時点で、
「はずかしながらみつけることができなんだ。メイリンにじゃまされてのう。」
孫娘に手玉にとられる村一番の知恵者。
クマリ「あのねアーク。すべてのことにおいて 無関係なことなんか何もない。
君がここにいることも きっとこれから始まる何かに 深く関係することなんだよ。」

はいはいアークがここにいるのもメイリンを探しにいく羽目になるのも郵便ポストが赤いのも全て意味のあることですよと。説教なんていらねいよ。
仕方ない、アークさんがじきじきに行ってやらないとだめみたいです。

部屋を出ると、アークが目覚めたときにいた、あの女の人がいました。
彼女はルキという名前らしい。
「ねえあんたどこから来たの?どこへ行くの?
行く場所がないんなら ずっとここにいなよ…」

これまで長いこと旅して、こんなやさしい言葉をかけてもらったの、初めて。
ちょっとじーんときてしまいました。おれずっとここにいたいよ。
しかし次回はみんな大好きロウランの町に行かねばなりません。天地創造をやったことある人のうちで、二度と行きたくないダンジョンアンケートをとったら、絶対ワーストワンに輝くに違いないロウラン。
できることなら行きたくないんですが、ここをクリアしないと先に進めません。
サイコ幼女メイリンに会えるというのを唯一のモチベーションに、次回も頑張りたいと思います。わーいよみがえるトラウマ!とびちる腐肉!



そういえば、エクルマータでアークを助けてくれたカモシカはどうなったんだろう…?
再度あの洞窟に足をのばしてみます。
あのカモシカ姉さんは、夫の死骸に寄り添うようにして死んでいました。
カモシカさん、結局旦那の肉食べないまま、飢えて死んでいったんだと思うと、
この場面は見るたび胸をしめつけられるんですよね…。