第7回 せんじんの谷

はーい。お久しぶりですー。
お久しぶりすぎて、自分でもどこまで進んだか忘れてた天地創造日記ですー。
前回動物復活まで行きましたね。ここらへんから、少しずつストーリーに深みが出てきて
おもしろくなってくるところじゃないでしょうか。

動物復活後のサファリアムは、
サイやら猿やら亀やらなにやらがたくさんいてにぎやかです。
渡り鳥の話を聞くと、まず動物の王様たるライオンに対面したらどうだね的なアドバイスをもらいました。
サイが「食われちまうかもしれないよぉ…」とか言ってるんですが。本当に大丈夫なのか。と思いながら、ライオンの巣へと向かいます。
巣の中は、どうもうな赤い目が暗闇にいくつも光る、明らかにやばい空間です。
みんな、巣の中に突然人間が入ってきたことにびっくりしているようです。
「よく見ればやわらかそうでうまそうな人間じゃないか…」
ひいい!食う気満々じゃん!!
そんなピンチに、「その青年に手を出すでない!」という頼もしい一声が。
どうやら彼がライオンの王様らしく、自分たちを救ってくれたアークを、王国まで連れて行ってくれました。
しかしライオン達の間で、ひとつ心配なことがあるみたい。
ライオンの王妃様が心配事をかかえているらしいのです。なんでもひとりだちの儀式でせんじんの谷へ行ったライオン王子が、
ずいぶんたつのにまだ帰ってこないらしい。アークは王妃様に息子の様子を見てきてほしいと頼まれます。
ひとりだちの儀式とは、一人でせんじんの谷から
はいあがってこれれば、次の王としての資格を認められるというもの。さすがライオン、ことわざそのまんまッスね。
というわけでライオン王子(ライムというらしい)を探しにせんじんの谷へ。
霧の立ち込める、なかなかおそろしげなところです。
そこに、魔物どもに囲まれる子ライオンの姿が!(べたべたですな)
魔物をおっぱらうと、特におびえる風もなく、「もうだめかと思っちゃった!」と一言。なかなか能天気な子です。
こんなところにたった一匹でこわくないのか?と疑問に思うアークですが、
このライムくんが言うには、この試練は王族のライオンにはさけて通れない道なんだそうです。
「このくらいの試練をのりこえられなければ
生きててもしょうがないって
お父さんに言われちゃったの…」
おおおおとうさーーん!シビアすぎるわ!
とか言ってる間に、ひとりでてけてけ歩き出すライム。
次々と敵が襲ってくるわ、道をふさぐ岩をどかされるわ。
なんのことはない、完全に使い走り状態のアークが、
へとへとになりながら追っかけていくと、
「おにいちゃん、おそいなあ。もっとはやくおいでよ」
このガキ…。
この後も、ライムの自己中全開な言動にイラっときたり、途中でライムを見失って半泣きになったり、
でもアークが魔物を倒したときは素直にほめてくれたりして、ちょっと可愛いな…と思い始めたころ、
ボスキャラぽい「どろ人形」が出現。攻撃をしかけてきます。
ライムがくれる石を、アークが投げて攻撃するという見事な連係プレーで撃退…したと思ったら、
どろ人形「ま、待ってくれ…俺が悪かった」
な、なにー。まさかの命乞いきたー。
悪いことをしようとしたおわびに、いいものをあげるので、こっちへおいで…と言います。絵に描いたような罠じゃねえか。誰が行くか。
しかし多分言うとおりにしないと話が進みませんので、しぶしぶどろ人形に近づきます。
「お前みたいな素直な心の生き物がいるから、
オレたちゃこうして生きていけるのさ。ジゴクへおちなっ!!!」
ああやっぱりやっぱ罠だった。ていうかなぜ地獄があえてカタカナ表記なのかーーーと思いながらがけ底へ落とされるアーク。
アークを心配して叫ぶライム。
どろ人形「人生なんてそんなものよ。
たとえお前が成長していっても、うらぎられ傷つくだけ…(ここらへん読み取りきれなくて適当)
ひとおもいにこの場で楽にしてやるとしようか。」

お、お前年端もいかない子供に対して
諦観すら感じる理屈を…何か悲しいことでもあったんですか。
どうせ散らかるんだから掃除するだけ無駄みたいな理論ですか、ちょっと違うか。
しかしここで、これまでのんきちゃんだったライムがキレたらしく、アークががけ下でボーっとしている間に「アークにいちゃんのかたきだっ」とどろ人形はやっつけられてしまいます。いや、アークまだ死んでないからー。
最後の最後、今度こそ本当に悪いことはしないから、許してくれ…とまた命乞いをはじめるどろ人形。
いい加減虫の良すぎる頼みですが、ライムも一瞬迷ったように沈黙します。その後、ザンっという音が…
エー…!?殺った??今殺ったよね!!??と思ってる間にライムが飛び降りてきました。ここで見逃さないとことか、どう考えても子供向けではないなこのゲームは…。
アークの無事を喜び、自力で魔物を倒したことで、自信もついたらしいライム。
試練の思い出に、魔物の持っていた「星のかけら」という石を持ち帰ることにしました。
この石がのちのち、重い意味を持ってくることになるんですよね…。

わたり鳥に運ばれて、無事サファリアムに帰ったアークとライム。
ライムは無事次の王様として認められたようです。
ライオンの王様のはからいで、アークはこの先の旅を動物たちにたすけてもらうことになりました。さて、どんなたびになるのでしょう・・・。



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次回は来週あたりに更新できればいいなと思っています。
ちょっと私生活のほうも落ち着いてきたので、これからは定期的に更新していきたいところ。
絵も描きたい。