第五回  エバーグリーン

前回のあらすじ:
五つの塔をクリアした後、復活した地表で滅びた生命をよみがえらせるという使命を受けたアーク。
地球を模した世界である地表、生命が滅び去った、何もないこの世界で、アークとヨミの孤独な旅がはじまったのでした。




更新が週一という超スローペース日記へようこそ・・・。この調子でいくとクリアまで一年かかりそうですね。しかしなかなか時間がとれないので、気長にいきます。私の一存でいきます。
前回「とりあえず行動行動」という、ヨミの無責任な助言にはげまされ、まず外に出てみたアーク。と、"アマゾン川流域"の表示が。いきなり亜熱帯なところに放り出されてしまったようです。上にも下にも移動できそうですが、上にいくと崖…というかギアナ高地…にはばまれて前に進めないので、下方の湖のようなポイントに行ってみたいと思います。
この場所は"エバーグリーン"とのこと。うーむ、アマゾンにふさわしい、青々とした植物を連想させます。そのわりには周囲でピナツボ火山ばりに溶岩が沸騰してるのが気になりますが。

アーク…
こっちにおいで…。

だ、だれだー。
奥のほうにさまよえるたましいみたいな、例の白い火の玉がいたんで、またこいつが話しかけてんのかーと思ってしゃべってみたらただの道具屋だった。ファッキン。お前は体もないくせに商売までするのか・・・。
話しかけてきたのは一番奥に鎮座ましましている大樹でした。

さあ ここにおいで アーク。
お前が来てくれるのを ずっと待っていたよ。

なぜか脳内で美輪明宏の声で再生されるんですが誰か止めて。これはあれか、代々アークという勇者が滅びの地をよみがえらせるであろうとかなんかそういう言い伝えがうんぬんかんぬんとかそういう展開か。ナウシカの観すぎです。大樹の根元に隙間があって、潜ってみると中が洞窟のようになっていて奥にすすめました。あきらかにやばい息をはきちらしているラフレシアみたいなのがそこここにあって、どうやらダンジョン突入のようです。

突入後十分、完全に迷ってセーブポイントに戻ることもできず、半泣きになりながらダンジョン内をさまよう私がいました。だってダンジョンが広いし迷路みたいなんだもんよ!こうなったらもうぱっぱとボスを倒してここから出るしかありません。
時々出現する例の魂の話によると、この大樹は"ラーの大樹"というらしい。こいつを救い出せば、世界に緑がよみがえるとのこと。なるほど、今はモンスターどもに蹂躙されているわけですね。そいつらを全滅させればラーの大樹は助かるはず。
そんなとき、入り口がつたのように囲まれてて、明らかにものものしい部屋を発見!ボスか!ボスなのか!なんかやけにあっさり見つかったな!と思って部屋に突入してみるなり、毒ガスの直撃を受けました。
意識を失い、部屋の外に吐き出すようにぺっ!と(ほんとにこんな効果音なんだよ)放り出されてしまうアーク。このなんのフォローもない屈辱感がたまらんわ・・・。
うーむ、まだ何かクリアしていない条件があるようです。仕方がないのでまたもや洞窟をうろつきまわるアーク。もう死にたい。と、敵を倒しているうちに、例のさまよえる魂が出現。わたしのあとについてこいというので追っかけます。たましいは地下深くの部屋まで連れて行ってくれました。ここはモンスターがいなくて、正常な植物・・・ゆりみたいな白い花とかが咲いています。水もほかのとこみたいに紫色によどんでなくて、青い水が流れていました。ほっとするわー。

白いゆり「さっきは助けてくれてありがとう。
地表はあれほうだいだけど 地中深くでは こうしてゆっくりと復興が進んでいるわ。
そこにうかんでいる水草は ちょうど足ヒレのかわりになります。
もっておゆきなさいな。」

そういえばアークは今まで水溜りにおちても泳いで移動できませんでしたが、この水草の葉を装備すると泳げるようになりました。おおー。すんばらすぃ。葉っぱ一枚で人間こんなに進化するんかと初期文明の発展を垣間見た気分です。泳ぐのに葉っぱがいるゲームは初めてみました。ええ、葉っぱ一枚で泳げるようになるわけあるかとかそういう突っ込みはスルーですよ。つーかそんなにまでするより泳ぐ練習したほうがなんぼかめんどくさくないし、見た目もかっこ悪くないとおもうんですが…。

ヨミ「お前の行動みてるとたいくつしなくていいよ。」

うるさいわほっとけ。だが気持ちはわかる。
というわけで泳ぎを習得したアーク。しかしボスの部屋の毒ガス対策をしないと先には進めないわけですが、同じ部屋に咲いてる花の助言が役立たずすぎて笑った。

赤い花「気をつけてください。
パラサイトは部屋に入ったとたん もう毒のガスをふき出しますから。」

せっかくですがもう体験済みです。

これと同じように、地下深くに正常な植物が息づいている部屋をもうひとつ発見。そこで咲いている花に、この毒を無効化する"ラーのしずく"というアイテムをもらえます。これであの毒ガスを吸っても大丈夫なはず。
というわけでボスに再挑戦。今度のボスはムカデ型で、穴にこもっているのですが、もぐらたたきの要領でやっつければ難なく倒せました。
ボスを倒すと、また例の声が。っていうか多分ラーの大樹の声なんだろうな。


不思議な声「アークよ。私はこの日をまっていた。
まものと化した植物たちは もとの姿をとりもどすであろう。
じきに緑が世界をおおいつくすであろう。
だがよく覚えておくがいい。
世界がよみがえるにはまだはやすぎるのだ。
お前が生きとし生けるものたちを しっかりとみちびいてやらねばならないのだよ。」

ちょちょちょっと。私はなにか。神か。責任重いんですけど。生き物をみちびくとか、そんな話かけらもしなかったじゃねーか。長老ー!俺に丸投げかー!とアークが憤ったかは知らない。
まあそんなこんなで、タンポポの綿毛の旅みたいなムービーが流れて植物が復活しました。どうでもいいがこのムービー、綿毛の移動速度がハンパなくて笑える。ジェット気流かっつーの。