第3回 試練の塔1〜2

前回のあらすじ:
あけてはいけない箱をあけてしまったために
はからずも村民全員を氷づけにしてしまったアーク。
みんなを元の姿に戻すべく、
外の世界へ旅立つのでした。



外に出ると、そこは見たこともない世界。いやアークは外に出たことないんだから
見たことあるわけないんだけど、それにしても。
一面むき出しの岩山で草一本はえてないし、海のかわりに
溶岩がたぎってるし、天地がひっくりかえったみたいで空がないし、
どこなんでしょうここは。地獄か。

ちょっとすすむと、なるほど塔らしきものがあります。
入り口に着くと、突然門に人の顔がにょきっと浮き出てしゃべりだしました。
気持ち悪すぎ。アークはテンパりながらも、村の人を助けにここにやってきたと説明します。
顔が言うには、塔の最上階に着いたものは世界を操る資格を持つとのこと。
いや、私は村の人を元に戻す方法を教えてほしいって言ったと思うんですが。聞こうよ人の話。
なんか納得いきませんが、先に進むしか仕方がない。
塔の中にはいると、敵がうようよいます。今まで村の外にも出たことのない人が、突然武器を使ってモンスターと実戦って、無理があるにもほどがあると思うんですが。それとも長老と秘密特訓とか裏でやってたんでしょうか。
火炎を吐いてくる敵を倒すと、白い火の玉みたいなのが現れました。
「わたしはさまよえるたましい。
生き物たちはまものにその姿をかえている。
さあ 私を救い出したように 他の仲間たちも…」

なるほど。なんかよくわからないけど、自縛霊みたいなもんだね(ちがうかもしれない)
とか言いながら二階に出たところででっかいランサーみたいなのに殺られるアーク。そりゃあ実戦経験ないんだから仕方ないよね。決してプレイヤーが下手だからではない。
というわけで道具屋で回復アイテムを買い込んで再挑戦。
さて、順調に塔の三階までくると、片隅にきらきら光る青い石があったので拾いました。*1

とうとう最上階。
仮面をかぶったおじさんがマントをなびかせて待ってくれてました。危うく露出狂かと思いました。彼は塔の番人と名乗ります。
「お前がたおしてきたまものたち。あれは村人たちの命のともしびが
形作った もうひとつの姿なのだ。」

なんかさらっと大変なことを言ってくれちゃってるじゃないですか。
かといってモンスターを倒す=村人を殺しちゃったとかいうわけでもないのね…
「この試練をのりこえたとき 彼らはもとの姿をとりもどすであろう。」
どうやらさまよえる魂は、村人の魂が変じたものではあるが、
塔をクリアすれば、ちゃんと村人に魂が返って元に戻るようです。納得がいった。
最後の試練ということで、番人が四体の雑魚敵(ヒューボールという名前らしい。まるっこい虫みたいな敵)を放ってきます。試練っていうかいやがらせか。
当然のごとく、無事試練をクリア。
「地球が生命のいぶきをとりもどそうとしている…」
ということで、大地をあやつる部屋に通されます。
プラネタリウムのような、星空がうつる空間に、星型の座があります。
そこに立つと、ふぶきの雪山のムービーが流れて、
いきなりユーラシア大陸が復活しました。
やってることが偉大すぎてびっくりするわ。天地創造のタイトルは伊達じゃない。
なるほど、塔を一つクリアするごとに地球の大陸が復活するわけですね…
復活ということは、一度滅びたあとの世界なんでしょうか。そしてここは地球ではないどこかの異世界なのですね。まあはじめから地球上とはかけらも思ってませんでしたが。そこらへんのことは、まあおいおい分かってくるかな。
大陸の復活と同時に、一部の村人の魂も戻りました。
よーしがんばって残りの四つもクリアしちゃうぞー。
余談ですが、大陸復活→フィールドのつなぎが、荘重なBGMもあいまって、なかなか格好いいです。


一端回復アイテムを補充に村に戻ります。おお、音楽がいつもの平和なのに
戻っている。良かった。
ついでに村はずれにいるおばさんに占いをしてもらいます。
輝く糸がお前の運命をつむいでくれるとのこと。何かのヒントでしょうか。


    *


2つ目の試練の塔へ。
またさまよえる魂がヒントをくれます。
「たちならぶインカの石像。
額にはめられた宝石の色に注意するがよい。」

注意するがよいて。なぜ突然上から目線?
どうでもいいけどインカってことは、南アメリカ大陸が復活するんだろうな…
と先を読んでしまう大人な私が嫌(※小学生でも知ってます)。
なるほど、まわりの石像は額に青い石がはめられている中に、
赤い石がはめられているのがあります。動かすと、
先に進む通路が出現しました。
この塔はみんなこの要領。赤い石のはまった像をいじればなんとかなる。
途中に雑魚敵の湧く仕掛けがあって、無駄にレベルもあがりました。
そして予想通り南米大陸が復活。順調に天地を創造しています。


    *


3つ目の塔に行く前に、一旦村に戻ります。
魂の戻った村人の話も聞きたいしね。

長老に話しかけると、塔についてのことや、箱のことを教えてくれます。
わかったことをまとめると、

・クリスタルホルムの村人は、全員村を出たことがない。アークが初めて外に出た人間。
・アークが開けた箱は、この世界と相反する世界に存在するものであったために、開けたことで世界のバランスが崩れてしまった。
・アークの装備しているクリスタルのやりは、時間がたつごとにHPを回復してくれる。

あー、そういえば勝手にHP回復してたなあ。これクリスタルのやりのおかげだったのか。ありがとうクリスタルのやり。
それにしても村人全員村から出ずに暮らしていたとは、いよいよこの村の不自然さがきわだってきますね…いったいどういうところなんだここは。
エルの家の人は全員魂が戻っていて、エルも元の姿で機織をしていました。よかった。
エル「アーク…かすかな意識の中でわかったわ。
   私を助けてくれたのはアークだって…。
   私 長老様にたのまれたこの織物が
   誰のためのものかわかったの。
   アークが私たちのために戦ってくれたように
   私もアークのために アークのための織物を 心をこめて織るわ。」

ぬにー。聞いてないぞ。長老いつのまにそんな根回しを。
エルちゃん目をきらきらさせてすっかりアークに感謝している様子。そもそもの原因を作ったのはこの自分だとは口が裂けても言えない。
別の部屋にいるお針子は、自分が知らない大きな町で
やっぱり刺繍をしていた夢を見たと言います。
同じくこなひき小屋の親子(?)ももとの姿に戻っていて、
以前もこんなふうに働いていた気がする…というような不思議なことをいいます。
予知夢?このあとの話に関係してきそうですね。
プライムブルー屋に寄って、火のリング一個を買います。
魔法の使いどころはよくわからないんですが、持ってて損はないと思うし。
あと、レベル上げしてる間にお金がけっこうたまったので、
道具屋によって、皮の服を買いました。って装備しようとして
防具の部屋を開いたとたん、自分が防具装備し忘れてたことにはじめて気づいた。
せっかく布の服とか持ってたのに…完全に意味なし…。
もったいないことをしました。
一旦自分のベッドに入って体力を回復、セーブをしてから3つ目の塔に出かけます。

*1:このゲームでは、この青い石(プライムブルー)が魔法の原材料になります。魔法屋にプライムブルーを持っていくと、必要個数に応じてさまざまな魔法のメダルやリングに代えられます。