第2回 ヨミとの出会い〜外の世界へ

前回のあらすじ:
村の不良少年アークは、長老があけたらあかん言うてる
扉をあけちゃった!さてさて何が出るかな…



とりあえず、開けちゃったものはしかたないよね!ということで
扉の中に入ってみることに。
村ののほほんとした平和なBGMから、一気に哀愁ただようBGMへ切り替わりました。
不穏な空気をばんばん感じます。

階段を一番下まで下ると、大きな部屋に出ました。
するとまた助けを呼ぶ声が聞こえてきます。
『…たすけて…
ここからおろしてよ…』

「おろして」ってどういうことだろうと思いつつ
声のするほうへ進むと、空中で高速回転する箱が。理解した。
明らか怪しいその箱にさわってみると、『ダメだダメだ!そんなんじゃ!』
とダメ出し。それが助けを乞う態度か。
なんでも静かな強い心だけがこの箱をあけられるとのこと。
いわれた通り、気持ちゆっくりめに箱に再タッチすると
箱からへんな物体が出てきました。
ポケモンのプリンに羽つけたみたいなデザインです。
どうみてもやっつけまあある意味
無国籍な感じは存分にします。*1
いいですね!少年少女に不思議動物の組み合わせは、ファンタジーの王道です。

その変な動物が言うには(アークは「なんだこいつ…しゃべったぞ!?」と口走ります。お前はガンダムに初搭乗したアムロか。)、彼は"ヨミ"という名前で、
ずっとこの箱に閉じ込められていたらしい。
この箱を開いたものは、その箱の持ち主になれる。つまり今からアークが持ち主になったわけです。
このゲームの中で「箱」は、メニュー画面みたいな機能で、
装備を変えたりアイテムを使ったりするのに使います。
アークは箱の中ではじめて「武器」に出会います。ここの一幕がかっこいい。

『アークよ。この箱を開けしものよ。
私の声が聞こえるか?
私はこの箱の中で 私を意のままにあやつれる者がおとずれるのを
まっていた。
人は知恵を持った時 はじめて私の存在を知る。
私をあやつるようになり やがてその力を増し 世界を広げていく。
そして時は同じようにめぐる。
かつてそうした者がいたように
お前は箱を開き 私と会った。
私を手にする 勇気があるか?
ならば私を手に取るがいい。
お前の心の おもむくままに。』

おお、いかにも神話か聖書かそんなんに出てくる勇者って感じで良いな。というわけで最初の武器"クリスタルのやり"を装備。
書き写すの疲れたわ。

とかいってるうちに、エルがアークを追っかけてやってきました。さっそく「なにこれ」呼ばわりされるヨミ。
エルはどうやら悪い予感を感じて、アークにそれを伝えにきたらしいのですが、しゃべってるうちに氷みたいに動かなくなってしまいます。部屋から出ると、村のみんなが同じように凍り付いてしまっていました。
これはただならぬ事態!というわけで、いつの間にか入り口でスタンバってる長老にどういうことか問い詰めたところ、逆に「大たわけがっ」と返されました。よく考えたら悪いのは扉を開けた私だった。
長老が言うには、箱を開けたことがこの事態の原因とのこと。みんなをもとに戻すには、村の外にある五つの塔に挑戦しないといけないらしい。
アーク「村の…外って…?」
この人理解が追いついてません。その年まで外に出たことないのか。なんという箱入り。
箱入りでもなんでも、村の人をもとに戻さないことには
立場がない。
外ってことはあれだな…敵とか出てくるんだろうな…
ということで、長老がくれた50GEM(何この通貨単位)をにぎりしめて
道具屋に直行。と、店入ったとたんめっちゃ気の抜けるBGMでずっこけそうになる。
なんで店の主人は凍りついてないの?とは突っ込んじゃいけないお約束。それにしてももうちょっと雰囲気というものを…まあいいけど…
いくつか不思議な球根(←回復アイテム)を購入しました。

ところでクリスタルホルムにはしゃべるかぼちゃというミラクルな存在がいるのですが(そいつも凍りつくのをまぬがれた様子。まあ植物だし。)、彼の言葉が
多少なりとも罪の意識を感じているアークの心に突き刺さります。
「長老の家から光が飛び出して
町の者たちはみんな こおりついてしまったのさ。
…お前がやったのかい?」

アークは生まれて初めて村の外へ出る決心をします。
自分のやったことの責任をとるために。

*1:キャラクターデザインは藤原カムイ氏。ファンの方ごめんなさい。こんなんですが私もファンです。