リロ・アンド・スティッチ

いまさらですがリロ・アンド・スティッチ
ディズニーランド行くたび、
かわいいのかコワイのか気持ち悪いのか良くわからない
このキャラクターが妙にひっかかっていたんです…。
いつものごとくネタバレ満載レビューなので気をつけてください。

リロ&スティッチ スペシャル・エディション [DVD]

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いやいや。そこそこ期待して見た作品ですが
その期待をはるかに上回る出来でしたリロ・アンド・スティッチ
ディズニー作品でこんなにツボにはまったの久しぶりかもしれない。破壊のために作られた生き物であるスティッチと、
いじめられっこの孤独な少女リロとが出会って、心通わせていくお話です。
物語も、なかなか息をつかせぬ面白さで良かったですが、最後のハッピーエンドへ収束する手腕がさすがディズニーwあんまりスマートに収束しすぎて、ジャンバ博士結局何がしたかったの?という
疑問がもやもや残りますが…が!スティッチが幸せになれたので無問題です!
そうなんです!個人的にこのアニメの価値の75%くらいはスティッチにある!すっかりファンになってしまいました。
最初はとてもいじわるな乱暴者で、みんなに忌み嫌われるスティッチ。しかも天才的にずる賢くてむちゃくちゃ強いときてるからたちが悪い。でもリロたちと触れ合ううちに、人に愛される幸せと、疎まれるさびしさを知っていく。家族のいるリロをうらやましいと思い、自分も自らの居場所を探そうとするんです。それがめちゃめちゃけなげなんですー!もうこのあたりのスティッチの心情描写の見事さは特に賞賛に値します。
あとやっぱりディズニーは、動物のリアルな動きをかかせるとすごい。(バンビなんか下手な野生動物ドキュメンタリーよりも高質だったと思う…。)スティッチも犬みたいな、ハムスターみたいな、時々ゴキブリみたいな(笑)動きをするんですが、それがなんだかとてもリアルなんです。本物がそこにいるみたい!
スティッチの魅力は、愛玩動物的な愛らしさだけじゃなくて、ダークヒーロー的なかっこよさを兼ね備えてるところかな、と思います。天才で邪悪だけど本当はさびしがりや、という設定は、なんだか三つ目がとおる写楽くんに通じるものを感じるなあ。そしてこういう設定に無条件に弱い私…!
笑ったのはスティッチが蓄音機になるところと、CIAが唐突にでてくるところ。ギャグがなかなかシュールで良かった。おもいっきり子供向けを予想してたんですがそんなことなくて、むしろリロの直面している問題はとてもヘビーで、大人が見ても結構見ごたえがあると思います。五つ星評価でいうと★★★★くらい。(話の出来自体は普通レベルかな?と思うので一個減点。)
スティッチはディズニーのお気に入りキャラに仲間入りです。次ストアいくことがあったらグッズ買いたいな…!
ちなみに1番好きなディズニーキャラはクリケット卿です。彼はもっとプッシュされてもいいと思うんだぜ…!かわいくはないけど!