インターステラー

年の瀬も押しせまる中、観に行ってきましたインターステラー
年末は仕事がMAXに忙しいので映画で心を癒そうとしてしまいます。それで何でこのチョイスやねんと。
心温まりそうだしベイマックスにしようかと思ったんですけど、やっぱりインターステラーを劇場で観ておきたかったし、恐らくベイマックスに劣らない癒しキャラ・ターズに出会えたので大満足です。始めモノリスくずれのビジュアルにずっこけそうになったけど、かわいいんです、こいつ。人間くさい、小憎たらしいロボで最高にツボです。
近未来、植物が枯れ果ててゆっくりと滅びていく地球。人間たちは生き延びるために宇宙に活路を見出そうとします。
ベッタベタのSFですねこれ。ちょっとトンデモストーリーというか、B級スレスレと言っていいかも。
でもおかげで今までのノーラン苦手意識を払拭するくらい分かりやすかったし(それでも3分の1くらい分かんなかったけど笑)、
そういった設定はあくまで入り口で、その中で繰り広げられる人間たちのエゴイズム、
親子愛というかもはや人間愛の描写はすばらしく、哲学映画と言っていい。
愛とは未知のものだから観察対象になり得るし、数値化できるというせりふがすごくおもしろかったです。
五次元世界の幾何学的な映像美は、人生のうちでこれを観る機会が持てて本当に良かった!と思うレベルでした。
自分の大切な人間を救うために頑張る主人公と、それを自己中心的だとして種としての人類の保存を目指す人々。人間はエゴイズムのために道を誤るけど、エゴイズムをなくした人間はもはや人間ではないのだという描写がせつない。
作品中では、主人公を導いた五次元世界の「かれら」は未来の進化した人間ということになってるけど、同時に過去の人間であるのかもしれない。これまで死んでいった人間やこれから生まれてくる人間の「幽霊たち」に、現在の世界は見守られてるのかもしれない。そう考えるととてもハートウォーミング!
頭使ったけど充実した160分でした。昔観てさっぱり分からなかった「2001年宇宙の旅」も、近いうちリベンジしてみようかなと思います。
まあ最終的な感想としては、ターズがかわいすぎてアメリアのこと忘れてた!(多分主人公も!)って感じですが。


というわけで2014年ラストの更新でした。
2015年はもっと映画やらの感想をがんばりたいと思うので、
ここもがしがし活用できたら…いいな…!