シン・エヴァンゲリヲン :II

観てきたのでとりあえず感想を投げとこう


・た、田植え…?

・爺が飯食わないシンジにブチ切れるとこ、何かを思い出すなあとおもったらカムイ伝だった

・トウジとケンスケが大人になっとるー、トウジにいたっては至極まっとうな親になっとるー

・涙で救えるのは自分だけってすげーいい言葉だけどエヴァで聞くと何か寂しい…な、なんだよ物分かりのいい大人になっちゃってさ!いや、当時のネルフにまともな大人がいなさすぎなのがどうかと思うんだが。

・ツバメ人形抱いてる綾波怖すぎ

・裏宇宙行ってからが訳分からんけどめっちゃアガる。虚実の境うんぬんの辺りはもはやアート体験

・リツコとミサトのああいう掛け合い好きなんだよね。リツコさんの綺麗な横顔がたくさん見れて満足

・おとん心の叫び、全観客が感無量だったと思うが、

シンジが軽くドン引いてるのおもしろいwそら親があれだったら引くわな…でも若い頃のゲンドウはちょっとかわいいと思ってしまった

松任谷由美ボイジャーが懐かしすぎて一瞬記憶がとんどる。曲といえばオープニングの曲、あれにめっちゃ似てる曲あるよな…オリジナルがたまたま似たのか、アレンジなのかどっちだろう…っていうか何ていう曲だっけ、クラシックだっけ映画音楽だっけ、ピンと来た方教えてくださいめっちゃモヤモヤする








シン・ゴジラ

シン・ゴジラ見てきました。通常上映で一回、IMAXで一回。
私はエヴァに関してはTVシリーズ至高主義者で劇場版は好きではなく、
シン・ゴジラも予告編を観た時点ではあまりそそられず、
正直そこまで期待はしていなかったので、
まあ話題作だし観ておくか、と前情報もほとんど何も知らない状態で観ました。
いわば防御力0で戦闘にのぞんだわけですが、ボコボコに打ちのめされてしまい、
「おもちよい……おもちよい……」とうわごとを言うだけの廃人と化している現在。
うっかり職場の非オタの同僚にまで勧めてしまいましたよ。でもこれはオタクじゃなくても楽しめる、
偏りのないエンターテイメント作品に仕上がってると思うんですがどうでしょう。
以下感想箇条書き(ネタバレ有)


・いやーあの、速報枠のテレビ画面の作り込み具合といい、ちゃんと手話つけてるとこといい、「うん、これこれ」と孤独のシン・ゴジラしていた。庵野監督らしい、抜群の「ほんとっぽさ」だった。
・ごめんゴジラの第二形態笑ってしまった。いや、あれ笑うところだよね?!
ゴジラは終始キモい。エラから体液(しかも赤い)ダダ漏れでキモい。下顎二つに割れてて超キモい。しっぽに人間の死骸いっぱいはさまってて最悪(デビルマンにこんな敵いた気がする)。もう癖になるキモさ。
自衛隊動き出してからは、製作サイドのウキウキ感が超伝わってきて楽しい。
・地下に避難してからゴジラビームあたりまでの絶望感半端ない。停電するとこやばい。やっぱり明かりが消えるというのは凄まじく恐怖と不安を煽るな。臨場感ありすぎです、もう十分です、やめて!
・あ、今確実に人が死んだ…っていうシーンちょいちょいあって辛い。瓦礫が映されるとこは3.11のドキュメンタリーのよう。
ゴジラが炎を吐くあたりからずっと泣いていた。このゴジラ、上陸するずっと前から姿見せて逃げる猶予を与えてくれるわ、傷つけられない限り積極的な攻撃をしてこないわ、ビーム発射後は長いこと沈黙してくれるわ、何かと親切なんである。熊より温厚だわ。それなのに酷いことして、ごめんねごめんね。
・っていうかゴジラって火吐いたっけ。怪獣に疎いから知らんかった。
ゴジラ凍結案、割と早い段階から出てたのに、いつの間にか核落とすことになってるの、なんで?って初見ではよく分からなかったのですが。
二回目観て何となく流れがつかめました。要は確実性が低いので採用されなかったということですね。
(核攻撃でゴジラを殺害できる確実性も特に示されていない気がしますが、それは置いといて)
力技で実行に持っていくんじゃなくて、じゃあ確実性を高めて周囲の理解を得ていこうってなる展開、実際的で好きです。
・絵面がおっさんばっかりなので石原さとみのつやつや感が際立っている。っていうかキャラがもうそのまんまアスカ。
ただ全然ネイティブの米国人には見えない。他が怖いくらいリアリティあるのにここだけ作り込みがザルで安心したw
・地味系不思議ちゃん女子である尾頭さん。ええのう……ええのう……。
・キャラ萌えを語り出すと止まらんな。花森防衛大臣、何このリアルさw大好きw
・クライマックスの新幹線爆弾、爆笑してしまうわ、子供かwちょっとCGしょぼいとこも絶妙。BGM耳に残りすぎ。
・粗がないわけではないが、そんなことどうでも良くなる理屈抜きのおもしろさであった。鑑賞後「ありがとう、庵野さん…!ありがとう…!」と風立ちぬ状態になるの必至。
・電車と重機に目がない甥っ子(二歳)にいつか見せてあげたい。高確率でオタク沼に片足突っ込むことになると思うがな!(悪い笑み)

エリジウム

全く期待せずに観たエリジウムが予想をはるかに超えて面白かったので、
ここに感想というか突っ込みというかそういった駄文を投げておこうと思う。

・そもそもそのへんの労働者とプロの殺し屋が同条件で戦って互角なわけないだろw
実際最初戦ってた時ボロ負けだったのにいつの間に強くなったのマックス?火事場の馬鹿力なの?

・頭炸裂しても脳が無傷なら蘇生可能ってずっこい!というかあの状態で脳が無傷ってどういうことだ笑

・看護士があの刺し傷一日で治せるとかまじ医者いらず。

・ダウンロードして再起動でシステム書き換わるってどんな政府やねん、OSか!

エリジウムの造形が360度どっからどう見てもガンダムスペースコロニーのパク……オマージュだった、本当にありがとうございました。
というかどんだけ日本びいきなんだこの監督。

・敵が暴走した母性っていうのはおもしろいな。フレイのまっとうな母性との対比。

・自分のことしか考えてなかったワルが最後の最後に自己犠牲を見せるという、この、ベッタベタな展開、はい、大好きです、熱い!細けえこたあいいんだよ!
個人的には死んで終わるのは好きじゃないんだけど、虐げられて生きてきたマックスが、死と引き換えに自分の生まれてきた意味を見つけるのは良かった。救いがあるし、それは確かに命を捨てるだけの価値がある。
この監督若い割にけっこう興味深い死生観を持ってて、だから話の筋がB級に落ちないんだろうな。

バケモノの子

なんだかんだ言いながら毎回劇場で見ている細田アニメ。
今回も中学以来のオタ友と誘い合って見に行くことになりました。
以下感想。(ネタバレあるよ)

細田アニメは決して嫌いじゃないし、おもしろいんだけど、鑑賞後に残るもやもや感にだれか名前をつけてください。
たぶん一言でいうとキャラ描写が浅い。キャラクターが情熱よりも話の都合で動いてる感じは好きじゃない。
九太は親を失い熊徹のもとで強くなることを決め修行に励む、と思ったら大きくなってから突然「普通に暮らしたい」とか言い出すから観てるこっちは動機が見えなくてつんのめってしまう。ブレブレじゃないか。
紅一点の楓ちゃんも、一郎彦戦に至ってはただのワガママ娘で好感が持てない。一番好きなのはやっぱり熊徹かな。信念と行動に一本筋が通ってるし、感情表現が豊かでリアリティのあるキャラクターでした、可愛い。

とまあここまでdisっておいてなんですが、
細部を気にしなければ話のつじつまはあってるし、美術面はむしろ大好物、いや素晴らしかったです。ケモナー歓喜
お話はとってもベストキッドな感じでした。宗師様は見るたびドラゴンボールの兎人参化を思い出してしまう。
そしてこの話で一番不思議な存在はチコちゃんである。ネズミにしては長生きしすぎだろう。結局なんなんだあれ!怖い!!

[8/20追記]
というかあんまりもやもやするのでちょっと自分の中で整理してみた。何がこんなにひっかかるのか。
幼い頃の九太は熊徹のさびしさに共感して、弟子という形でそばにいてあげようと思うのです。ここまではいい。
成長してから、唐突に人間界で普通に暮らしたいとか言いだす。
そりゃ親に死なれて、人並みの幸せに憧れてたのかなあと理解できなくもない、一切描写がないけどな!
でも「普通の暮し」って何?親と暮らして学校に行ってとかそういうの?
親と暮らしたいとか、情愛から行動するんならわかるけど、住民票とりにいくまで父親のこと忘れてたんでしょ。
つまり九太の言う「普通の暮らし」って「人並みの暮らし」ってこと?この人世間体のためにがんばってんの??
並の世間体を手に入れるためにがんばって、精神面は熊徹が補完してめでたしめでたしと。
もうこの主人公、一から十まで行動に理由がない。周りに流されるままにしか見えない。
主人公に意志がないというのは、物語として致命的な欠陥だと思うわけですよ。他の良い要素を
全部つぶしてしまうくらい話をつまらなくするなと、今回強く感得いたしました。

いやあ映画を観て腹が立ったのは久しぶり(10年前に観たチョコレート以来)ですが、
細田さんはイマジネーションとか細かい演出とかは、やっぱり突出したものを持ってらっしゃるので、
なんやかんや次回も見に行くと思います。

第9地区

管理人の管理人による管理人のための映画感想書き殴り帳と化しているこのブログ。
この間観た「チャッピー」が妙におもしろかったので、同じ監督で有名な「第9地区」を観てみました。

第9地区 [DVD]

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評判良いのは知ってたし、予告もインパクトあって記憶に残ってるんですが、
なんかこういう奇をてらった感って苦手なんだよなー……となんとなく今まで避けてきたんですよね。
似たようなエイリアン物の「スターシップ・トゥルーパーズ」がすごく嫌いだったせいもある。
でもこれがむちゃくちゃおもしろかった。
しかし何がおもしろかったんだろうなーと思い返すとよく分かんないんですよね。
展開のひとつひとつは結構王道だと思うんです。
エイリアンと逃亡劇とミリタリーとギャングとホラーとアフリカ呪術がしっちゃかめっちゃかな点でしょうかw
舞台がアフリカだからおもしろかっただけな気もする……。
でも上空に巨大なUFOが二十年間浮かびつづけているという設定が良い。もうそれだけで御飯三杯いけるくらい世界観立ってる。
いっつもニッコニコしてる愛妻家がエイリアンをほぼ無自覚に迫害しているところとか、
スラムに隔離されて地球名を名乗らされているエイリアンとか、細かいとこがリアルなのも好き。
エイリアンを人間に置き換えると実際あった差別だし、結構笑えないけど、風刺というよりは細部を生々しく作りこむためにそうしてる感じ。
(チャッピーもそうだけど、同じ人間の中に極端な残酷さと高潔さを描き出すのがこの監督の芸風なのかな。
主人公のヴィカスが最後ミサイルキャッチするとこのカタルシスがやばい!)
個人的にはギャングがお気に入り。オビサンジョが怖かっこいいので大好きです。死に方も好きw
人体実験のとことかナチスドイツっぽい。そーゆーの苦手なので、あのシーンだけはきつかった……。
まあでも、なんで宇宙船の燃料かぶっただけでエイリアン化するねんとか、
「ぼうやのことを考えろ!」とか卵焼き払ってたお前が言うんじゃねえ〜とか、
基本的には全力で馬鹿やってる姿勢に好感が持てます。
ヴィカスの俗物っぷりに対してエイリアンはほんとに人間できててw、ほんとに三年後に戻ってきてヴィカスを助けてくれるんだろうな〜と信頼のおけるキャラなので、
あの結末でも救いがあります。それまで花を作って頑張れヴィカス。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

この間難波に出たついでに、時間つぶしにたまたま観た「バードマン」が
ここ最近観た中で一番おもしろかった、ここ数日あの映画についてずっと考えてる。これが、恋……?
というわけで一旦ここに感想を書きとめておこうと思います。(ネタバレばりばりやで)

・ドラムロールに乗せてエンドクレジットなどの文字が表れていくのは、センス良いのか?私はのつこつした感じがしてあまり好きじゃなかった。
・リーガンは周りに肯定され続けないと生きていけない人。自分が評価されるために平気で周りの人を傷つけるので、どんどん孤独になっていく悪循環。
マイクも孤独だけど、彼は世間の評価に価値を置いてなくて、舞台の中で人生を生きてる天性の役者。水と油のような二人。
・これジャンルがコメディだと観終わった後に知った、ブラック過ぎて全然笑えないわよ……。パンツ一丁で街中を走り抜けてまで舞台に戻ろうとするシーンは執念を感じて泣きそうになってしまった、笑うところなんだろうけど。
・批評家のタビサさん、ハイカルチャーの旧幣さが出てていい感じに最低だった。
・屋根の上でリーガンの娘とマイクが話すシーンがかっこよかった。
・ネットでいろいろ感想を観てると、ラストにいろんな解釈があっておもしろい。リーガンが死後に観た夢だというのが一番しっくりする。
メディアで舞台が絶賛され、娘が望む花を持って訪れる夢。
けどそれじゃああんまり救いがないじゃないか。結局人間は死ななきゃ我執から解放されないのか?
・確かにラストはリーガンの妄想だとは思うけど、最後には理想の世界から飛び出したじゃないか。この世に戻ることを選んだんじゃないか、それくらいに考えないとやってられん!
・こうやってネットで検索したり、感想を上げたりしてる自分も、十分作中で描かれる大衆の一員です。今までにない生っぽい映画体験ができました。それにしてもこんだけ多方面に喧嘩売ってる映画が賞とれるんだから、アメリカってのは確かにフェアな国だなあと思ったのでした。
・でもやっぱりもやもやが残るなあ。レイモンド・カーヴァーは読んだことないので読んでみたい。それから何度も観直したい。

四回目

ムドラの書を使うと砂漠にある石版の文字が読めるようになる。
えーなになに…なんか石版の前で祈ったら道が開かれるらしい。わざわざ取りに戻ったわりに直球だな。
そして口あけて何か祈り出す主人公に不覚にもどきつく。普段しゃべらない子だから……ギャップ萌えってやつか。


遺跡ダンジョンはなかなかむずかしかった、倒せない敵とか出てきて避ける要素が多いんだけど、
うるん子さんはそういう反射神経を要するやつはちょっと苦手なんだな。謎解きとかボスは簡単だったよ。
無事二つ目のエンブレムも手に入れたぜ。
途中で岩も持ち上げられるパワーグローブってのをゲットするんだけど、これで岩投げるの超たのしー
でっかい岩も持ち上げられるよ。
それにしても砂漠行く途中にある黒い石が気になる。あれだけ持ち上げらんないし。
あと高台の上にある石版も。後で何かあるのかな。